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本間ゴルフの悲劇

本間ゴルフの悲劇


本間ゴルフは東京世田谷区に開業したゴルフクラブ製造専業の大手メーカーでした。

1973年の日本ではじめてカーボンシャフト(ブラックシャフト)クラブを販売開始し1978年には自社製造も開始しました。

当時のゴルフクラブは「パーシモン・ヘッド」(persimmon head)といい、ウッド製(木製)クラブが主体で(persimmon:“柿”の意味)、パーシモンのウッドクラブでは「本間ゴルフの右に出るものはない」とまで言われ世界的にも有名になりました。

しかし、時代の流れは残酷でした。

チタンなどの金属製クラブが主流になると本間ゴルフはこの分野では時代遅れのクラブとなり、とうとう経営が悪化してしまいました。

本間ゴルフの悲劇はこれだけではなく2001年1月には創業者である本間敬啓氏が脱税で逮捕、ゴルフ場経営などの多角化も災いし資金繰りがうまくいかずについに、2005年6月、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請、事実上経営破綻しました。

のちの2006年11月には創業者の息子で社長の本間秀一氏が同社の酒田工場放火の容疑で山形県で逮捕されています。

ゴルフは裕福なスポーツのイメージがあり、このゴルフ業界もきらびやかなイメージがつきまといます。

でもその反面、日々の経営努力と先見力がないと維持できない厳しい業界なのだと痛感させられたのがこの「本間ゴルフの悲劇」でした。